作者別: bc

BMC Complementary and Alternative Medicine に論文が掲載されました

Misawa, Jimpei, Rie Ichikawa, Akiko Shibuya, Yukihiro Maeda, Ichiro Arai, Teruyoshi Hishiki, and Yoshiaki Kondo, 2019, “The impact of uncertainty in society on the use of traditional, complementary and alternative medicine: a comparative study on visits to alternative/traditional/folk health care practitioners,” BMC Complementary and Alternative Medicine, 19: 252. DOI:  10.1186/s12906-019-2662-x.

上記の標題で掲載されました。

ISSPデータを用いて、伝統・補完代替医療の利用に社会における不確実性が関連することを生態学的に明らかにした論文です。

社会における不確実性の中でも失業率が男女ともに伝統・補完代替医療の利用に関連があることを明らかにしました。伝統・補完代替医療を社会制度上で設計する際には社会構造を考慮することが望まれることを指摘しました。

2019年度科研費を獲得しました

以下の研究課題が採択されました。

研究種目

基盤研究(C)

研究課題

人びとの健康志向に関わる不確実性社会の横断的・経時的影響の解明

研究概要

現代社会の人びとは健康を志向している。健康志向には不安感など主観的心理社会評価が関連することが先行研究で明らかにされてきた。しかし、経時的に変動する社会構造による健康志向への影響が不明である。現代社会は、所得格差や社会保障制度の不安定化などを特徴とする不確実性社会という社会構造と言える。そこで本研究は、健康志向に関わる不確実性社会という社会構造の横断的・経時的影響を解明することを目的とする。目的達成のため、まず経時的な不確実性社会指標データセットを作成する。つぎに、宮城県民対象の社会調査を実施する。申請者が2011年に実施した宮城県民社会調査データと結合し、2時点データセットを作成する。最後に、不確実性社会指標と2時点データセットを統合したデータセットを横断的・経時的に解析する。これらの達成で、人びとの健康志向を本質的に理解でき、不確実性社会の状況に応じた健康志向に向けての健康・社会政策のあり方を示すことができる。

Aging & Mental Health に論文が掲載されました

Misawa, Jimpei & Katsunori Kondo, 2019, “Social factors relating to depression among older people in Japan: analysis of longitudinal panel data from the AGES project”, Aging & Mental Health, 23:10, 1423-1432, DOI: 10.1080/13607863.2018.1496225

上記の標題で掲載されました。
JAGESパネルデータを用いて、高齢者のうつに関連する社会的要因を明らかにした論文です。
男性は友人と会うこと、趣味を持つことが、うつのリスクを軽減させることが明らかになりました。高齢者にとって、社会的な交流を促進させるようなシステムを確立することは、うつ予防の有用な社会政策アプローチである可能性を指摘しました。